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コラム「美しい日本のことば」
おかげさま
2021年9月6日
「おかげさまで、なんとか無事に…」と、普段なにげなく使っている「おかげさま」は、外国語では表現しづらい日本ならではの言葉です。英訳されると、「Thankyouforyourhelp」「Thankstoyou」と、「for」や「to」の後には必ず対象の人やその行為などが入ります。し
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行合の空
2021年8月30日
季節の移り変わりをいち早く教えてくれるのは空でしょうか。とりわけ雲は季節を先取る名手。澄みわたる空の彼方と此方の雲が行き合う姿、夏の終わりと秋の始まりを表した空模様が「行合の空(ゆきあいのそら)」です。 ――夏衣かたへすずしくなりぬなり夜やふけぬらむゆきあひの空(慈円) 空の上で
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夜の秋
2021年8月23日
秋の夜ではなく、「夜の秋」。秋とは言っても夏の季語で、夏の終わりに感じる秋の気配を俳句の世界ではこう表現するのだそうです。――涼しさの肌に手を置き夜の秋(高浜虚子)立秋をすぎた辺りから、なんとなく朝夕に変化を感じることがあります。心なしか空も遠くなったような、ひと雨ごとに風も涼や
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柄杓星
2021年8月15日
天の中心を示すかのように、北の空でひときわ大きく光輝く北極星。天空のすべての星を支配し、宇宙を司る天帝として不動に鎮座するその星の側で、帝を守るように周囲を巡っている北斗七星。この星の和名が「柄杓星(ひしゃくぼし)」です。一年を通して見られる北斗七星の見方は場所によって熊や車とさ
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雲の峰
2021年8月1日
夏といえば海、山、そして雲。夏の風景には、必ずと言っていいほど入道雲が登場します。この入道雲が「雲の峰」。遠く空をのぞむと、まるで巨人が立ち上がるように、もくもくと雲が湧き上がっています。その様子はまさに高くそびえる山の頂。思えば、夏の山も入道雲を背負っています。真夏の海の向こう
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もてなす
2021年7月10日
日本の代名詞とも言われる「おもてなし」。相手を思いやり、慈しみの心でお迎えする。客人へのあたたかい心配りが「おもてなし」の基本ですが、一歩間違えると、心配りが過剰になったり、客人の言いなりになってしまうこともあります。そもそも「もてなし」の「もて」は動詞の上に置いて、対象を大切に
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彩雨
2021年6月21日
画家の造語でしょうか、川合玉堂の代表作に『彩雨(さいう)』という雨にけぶる紅葉の風景を描いた作品があります。色のないはずの雨に色を見て、紅く色づくもみじの山里に彩雨を降らせています。『万葉集』の中にも、それと思わせる歌があります。 ――しぐれの雨間なくしふれば三笠山木末(こぬれ)
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銀舎利
2021年6月8日
銀舎利とは、ご飯、白米のことです。寿司屋でなじみの「シャリ」は酢飯ですが、そもそも「舎利(シャリ)」は仏舎利といって、お釈迦様の遺骨をあらわす仏教用語。それが白米の隠語になったのは、日本人の神々への信仰心の表れでしょうか。たしかに、炊きたてのつややかな白いご飯は神々しさを感じます
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玉の緒
2021年5月12日
「玉の緒」とは、いのちのことです。玉は魂をあらわし、緒は肉体と霊魂をしっかりつなぎとめる紐のこと。つまり、心と体がひとつになった生命体が「玉の緒」です。もとは宝石をとおす紐や、玉飾りそのものを玉の緒といったそうで、それを「いのち」とすれば、生命が宿った形は勾玉(まがたま)のように
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踏青
2021年4月25日
「踏青(とうせい)」とは、文字どおり青きを踏む。春先の萌え出た青草を踏んで野山を歩き遊ぶことですが、「野遊び」と書くのとは趣がちがい、踏青とすれば、素足からじかにやわらかな草の感触が伝わってくるような気がしませんか。春の季語になるのもうなずけます。もとは中国にあった風習。それが日
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